第十九回 サラウンドCM研究会

 


日時:2009年9月26日 14時から17時30分

場所 イマジカ東京映像センター(五反田IMAGICA) 9号館4階 研修室

参加研究員:23人

テーマ:「サラウンドCMサウンドプロデュースノウハウ」 講師:横山達夫氏(アップリンク)

     「AES東京コンベンションワークショップ報告」  

     「JR東海サラウンドCM」

 

          

 

テーマ1 「サラウンドCMサウンドプロデュースノウハウ」

     昨年9月「ハイポネックス」サラウンドCMを制作した横山さんがサラウンドCM2作目となるアーリーバーズ15秒を

今月制作しました。横山さんは単なるエンジニアというよりは、プロデューサーエンジニアとして作品に参加。

企画段階から加わり、音の立場から映像編集に対してもアドバイスを行ったということです。

サラウンドCMの実現を実現するには誰の理解を得ればいいのか?サラウンドCMのサウンドプロダクションの

     ノウハウ、ダウンミックス問題など、詳しくお話をしていただきました。        

           

                                               横山さん

佐多さん(電通)からは、CMの現状、CM文字放送、サラウンドCMについてお話がありました。

      また、民放連テレビ音声レベルワーキンググループ松永さん(フジテレビ)も参加され、今後のレベル

管理についてディスカッションが行われました。

 

          

              佐多さん                               松永さん

 

テーマ2 「AES東京コンベンションワークショップ報告」

 

          

   

     7月24日に行われたAES東京でのサラウンドCM研究会のワークショップの内容が報告されました。

     このワークショップには喜多さん(ソニーPCL)、田中さん(音響ハウス)、村越さん(IMAGICA)、高木さん(東京テレビセンター)

月田さん(1991)がパネラーとして参加しました。(高木さんは海外ロケのため今回は欠席)

サラウンドCMを制作のノウハウや仮題を、音楽、ポスプロ、音響効果と、それぞれの立場からはなしたことを報告しました。

     

              

              田中さん              村越さん              月田さん

     

  ここでは、音量問題のワークショップで話し合われた内容についても報告され、映画の予告においては

       LEQmで音量管理され、決められた値は100パーセント守られていることが報告されました。

       デジタル時代の音量管理にはVUメータは不適切で、LEQやラウドネスでの管理が注目され、欧米では

既にラウドネスでの管理が始まっているとのことでした。今後も音量問題については、民放連テレビ音声

レベルワーキンググループと協力して取り組んでいくこととして、10月の下旬を目標に、放送、CMのエン

ジニアの情報交換会を開くことになりました。興味のある方は是非ご参加ください。

 

    テーマ3 「JR東海サラウンドCM」

       講師に戸村さん(フリーエンジニア)をお願いしていましたが、急用で欠席のため、音楽録音が行われた

       音響ハウスの田中さんから説明がありました。

 

 

 

会場にはジェネレック8020でサラウンドモニターがセットされ横山さんMIXのサラウンドCMの試写が行われました。

 
               

 

 

                                         

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